つう
屈曲型腰痛は、「腰を前に曲げる(倒す)時」「洗面台で顔を洗う時」「靴下をはく時」といった動作時におこる腰痛です。
では、さっそく屈曲型腰痛の発生メカニズムを説明していきます。
「腰椎骨盤リズム」をご存じですか?
学生の頃、身体測定などで「立位体前屈」といって、前屈運動をして、手の指先がどこまで届くかを調べましたよね。床まで届かないようだと「カラダが硬いなぁ」と言われたりしました。
この身体を前に倒すという動作をする際、腰椎の前屈と骨盤の前傾(股関節の屈曲)の動きが連動します。
正常な状態であれば腰椎で40°、骨盤で70°傾きます。この動きはまず腰椎が前方に倒れ、その後、骨盤が前方に傾いてきます。
反対に、前屈姿勢から元の状態に戻る時は、逆に骨盤が先に動き、そのあと腰椎が起き上がってきます。この動きのことを「腰椎骨盤リズム」と言います。
ただし、この「腰椎骨盤リズム」が崩れると股関節の動きの悪さを腰椎がカバーしたり、腰椎の動きの悪さを股関節がカバーすることになります。するとカバーをさせられる側は余計な負担が掛かり痛みが出たりします。
屈曲型腰痛は、股関節の動きが悪くなり、前屈した際、腰に負担が掛かり痛みが出たものです。
*「腰部椎間板ヘルニア」でも身体を曲げた時に痛みなどの症状が強く出ますが、これについては別で説明いたします。
当店でも腰痛の有無に関わらず、全身の状態を確認する検査のひとつとしてこの「立位体前屈」を行ったりします。
人によっては、床に手の平が「ペタッ」とつき、一見問題なさそうに見えても、股関節で動きをカバーしており、股関節自体はあまり調子が良くないといったことが判明したりすることがあります。
この状態を放置するといずれ股関節の異常や変形に進行することがありますので、バランス調整を致します。
屈曲型腰痛の原因
「屈曲型腰痛」は骨盤の後傾に作用する「大殿筋」と「太腿後面の筋(ハムストリングス)」の短縮・緊張が原因になります。これらの筋肉が短縮、緊張することで、身体を曲げようとした時、股関節が屈曲せず骨盤が前傾しないので、腰椎が過剰に前屈させられることになります。そして、腰部の筋や靭帯、関節包などに伸張ストレスが加わり痛みが出ます。
江南健生堂の整体
骨盤の後傾に作用する「大殿筋」や「ハムストリングス」の状態を確認し、必要であれば緊張を緩める「ほぐし」や「ストレッチ」を行います。
また、骨盤自体の可動性をチェックし、調整を致します。
あと、セルフケアの方法(ストレッチなど)をアドバイスいたしますので、ご家庭で実践してください。
一日も早く辛い症状から解放されるようにお手伝い致します。
お電話ありがとうございます、
整体院 江南健生堂でございます。