腰部椎間板ヘルニア

江南市 坐骨神経痛 腰部椎間板ヘルニア

 「腰部椎間板ヘルニア」は腰痛が起きる代表的な病気のひとつです。腰の激痛と片側の脚に広がるしびれや感覚異常、筋力低下などが特徴的な症状です。

 

 このページでは「腰部椎間板ヘルニア」の病態と病院における一般的な検査と治療法を紹介した上で、江南健生堂における「腰部椎間板ヘルニア」のとらえ方と整体法をお伝えしていきたいと思います。

 

「椎間板ヘルニア」とは

 それでは「椎間板ヘルニア」とは一体、身体の中でどんなことが起きているのかを説明していきたいと思います。

 

 まず言葉の意味として「椎間板」とは背骨を構成する首から腰までの24個の椎骨のひとつひとつの間でクッションの働きをしている軟骨のことです。

 

 そして「ヘルニア」とは体内の臓器などが「脱出・突出」した状態を意味します。

 

 つまり「椎間板が飛び出した状態」のことを言います。

 

 厳密には椎間板の外周囲を構成するコラーゲンが豊富な「線維輪」から、椎間板の中心であるゼラチン状の「髄核」が飛び出した状態のことです。

 

*ちなみに髄核は水分に富み、弾力性の高い組織です。よく朝起きてすぐに測った身長と夕方以降に測った身長では朝の方が1センチ近く高いと言われるのもこの髄核の特性のためです。つまり夜間、横になって寝ているうちに、髄核に水分が吸収されて椎間板の厚みが増し、日中、重力の影響を受けて生活しているうちに水分が漏れ出して椎間板の厚みが減ってしまうことで、朝測った身長と夕方以降に測った身長では違いが出てしまうのです。

 

 もし、ヘルニアが首の骨・頸椎間で起これば「頸部椎間板ヘルニア」ですし、胸の骨・胸椎間で起これば「胸部椎間板ヘルニア」、腰の骨・腰椎間で起これば「腰部椎間板ヘルニア」です(胸椎は肋骨でしっかりカバーされ動きも制限されているので「胸椎ヘルニア」は現実的にはほとんど起こりません)。

 

 そして、この飛び出したヘルニア塊が後方の脊髄神経や側方の神経根(脊髄神経から枝分かれして末梢に伸びていく神経の根本の部分)を圧迫することで痛みやシビレ、感覚異常が起きます。

 

「椎間板ヘルニア」の発生原因

 椎間板は先ほどもお伝えした通り、上下の椎骨の間でクッションの働きをしております。

 

 椎間板が無ければ、身体を前に倒したり、後ろに反らしたりはできません。

 

 また、左右に身体を倒すこともできません。

 

 そして、脊柱の生理的弯曲とともに立位の身体を支えることに役立っています。

 

 従って、脊柱の生理的弯曲が崩れたり、強い圧力を受けたり、激しい動きをしたり、加齢による椎間板の変性が起きていると椎間板のクッション機能が低下し、ヘルニアになってしまいます。

 

 「腰部の椎間板」に限って言えば、腰椎の生理的弯曲である前弯が減少する姿勢、前かがみの姿勢や座った姿勢になると椎間板にかかる圧力が増し、神経を圧迫するので症状が発生したり・悪化したりします。

 

病院での検査

 激しい腰の痛みや脚の痛み・シビレなどが出ている場合など、腰部椎間板ヘルニアが疑われる時は、まずは病院でしっかり検査を受けてください。

 

 「ぎっくり腰」でも初期症状においては激しい腰の痛みが出るので、その鑑別は難しいのですが、横になって安静にしていても一向に痛みが治まらなかったり、排尿・排便に異常感覚がでているようでしたら、一刻も早く病院で検査を受けてください。

 

 腰痛が主訴で病院に行った場合の画像検査としては、「レントゲン撮影」が第一選択肢になりますが、レントゲンでは軟骨組織である椎間板は画像に映らないので、正確に診断をしてもらう為には、「MRI検査」が必要です。

 

 その他「CT検査」「脊髄造影」「椎間板造影」「神経根造影」などを必要に応じて追加します。その結果、椎間板の脱出・突出が確認できれば、正式に椎間板ヘルニアという診断が下ります。

 

「椎間板ヘルニア」のタイプ

 「椎間板ヘルニア」はいくつかのタイプに分けられます。

 

 まずは、椎間板が突出する方向・部位による区分です。タイプは3つ。『中心性」「内側性」「外側性」です。

 

 それぞれについて簡単に説明します。

「中心性ヘルニア」

 ヘルニアが真後ろに出て、脊髄神経本体を圧迫します。そのため痛みなどの症状は両側に現れます。前かがみの姿勢で症状が悪化します。

 

「内側性ヘルニア」

 ヘルニアが斜側方かつ神経根の内側に出て、片側の神経根を圧迫します。痛みを回避するために、痛みが出ている側と同じ方向に身体を傾ける特徴がみられます。

 

「外側性ヘルニア」

 ヘルニアが斜側方かつ神経根の外側に出て、片側の神経根を圧迫します。痛みを回避するために、痛みが出ている側と反対方向に身体を傾ける特徴がみられます。

 

 また、突出自体にも違いがあり、2つのタイプに分かれます。「脱出」と「膨隆」です。

 

「脱出ヘルニア」

 こちらは先ほどから説明している「脱出・突出」のイメージ通りのヘルニアで椎間板中心の髄核が線維輪を突き破って出て、神経を圧迫します(場合によっては、椎体・椎間板を後方から補強している後縦靭帯までも突き破ってしまうこともあります)。

 

 このヘルニアによる腰の症状は激痛ですが、症状の続く期間はこの後に説明する「膨隆タイプ」よりは短く、3か月程度と考えられています(と言っても結構長いですが…)。

 

「膨隆ヘルニア」

 こちらはヘルニアの定義「脱出・突出」とは少し異なる状態のヘルニアになります。膨隆ヘルニアは「髄核」が「線維輪」を突き破ることなく、椎間板外周の一部が膨れて、神経を圧迫します。

 

 痛みは「脱出ヘルニア」に比べ強くはありませんが、症状自体は長く続くため、「脱出ヘルニア」と比べ、どちらの方が良いとは言い切れません。

 

病院での治療

 一般的に「腰部椎間板ヘルニア」に対する病院での治療は「保存療法」が基本です。

 

 「保存(的)療法」とは出血を伴うような人体を傷つける行為をすることなく行う治療法のことです。

 

 「保存療法」の反対は身体にメスを入れるなどの「観血(的)療法」つまり「手術」による治療法です。

 

 「保存療法」の具体的なものとしては痛みを抑える「ブロック注射」や「消炎鎮痛剤」「運動療法」「電気治療」「マッサージ」「コルセット使用」「温熱療法」などが挙げられます。

 

 多くの方はこれらの保存療法で症状は治まってきますので「手術」は必要ありませんが、保存療法を3か月以上行っても、症状に変化が見られない場合は「手術」を検討することになります。

 

 尚、症状の発症初期であっても、極端な筋力低下や排尿・排便障害がみられる場合は早急に手術を行う必要性があります。手術を先延ばしすると筋力低下や排尿・排便障害が長く残ってしまうことがあります。

 

 実際の「手術法」に関しては現在複数の方法があり、比較的入院期間も短く済む方法などもありますが、専門分野ではありませんのでここでの記述は控えさせていただきます。

 

「手術を受けました。でも………

 前述した通り「腰部椎間板ヘルニア」は基本「保存療法」になりますが、なかには「保存療法」で症状が和らぐことがなかったために「手術」を受ける方もいます。

 

 しかし、本当に残念な事なのですが、手術をすれば必ず痛みが取れる、シビレが無くなるという訳ではありません。

 

 お医者様も手術の前に「手術をすることで、痛みは無くなるとは思いますが、シビレだけは残ってしまうかもしれません」と説明されることもあるとお聞きします。

 

 実際、そう言われて手術後もシビレが残ってしまった方もいますし、稀にシビレはおろか痛みすらも取れず、手術前となんら変わらなかったという方までいらっしゃいます。

 

 …かと言えば、病院での画像検査の結果「腰部椎間板ヘルニア」の診断を受けた直後から民間療法である「整体施術」を受けて、痛みやシビレの症状が改善していったという事例もあります。

 

江南健生堂での整体

 当店では、まずはやはり病院での画像診断を受けていただきたいと思います。

 

 その上で、病院での診断結果及び正確な部位(もし、レントゲン画像やMRIのコピーなどをお持ちいただければ助かります)と照らし合わせる「徒手療法検査」を実施します。

 

 その結果、その時点で整体施術が可能と判断した場合は、整体を行います。

 

 「脱出ヘルニア」タイプによる症状として痛みが出ている場合は、その場での整体を取りやめることもあります。

 

 「脱出ヘルニア」による激痛は、髄核という身体内部にとって異物と判断される物質が脱出したことによる炎症反応で出ている現象なので、基本的には安静をおススメします。

 

 「膨隆ヘルニア」タイプによる症状として痛みが出ている場合は、椎間板にかかる圧を下げることを目的に整体を行います。

 

 また、必要に応じて伸縮テープ(キネシオテープ)を貼って筋肉の働きをサポートします。

 

 また「セルフケア法」もアドバイスいたします。

 

 さらに、手術をしたのに「腰の痛み」も「脚のシビレ」も変わらず続いていると言われる方には、さらに細かい検査を行い、原因を見直します。

 

 手術が問題なく成功して、ヘルニア自体は取り除かれているのであれば、その腰痛の真の原因はもうヘルニアではありません。

 

 過去のヘルニアが原因の一つであることは間違いありませんが、今はそれをキッカケに何か別の原因があって腰痛やシビレを起こしていると考えるのが自然です。

 

 今一度身体の状態を再検査し、整体を施します。

 

一日も早く辛い症状から解放されるようにお手伝い致します。

 

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